ストレッチについて (part2)

ストレッチの方法としては、
  ・スタティック・ストレッチ
  ・バリスティック・ストレッチ
  ・ダイナミック・ストレッチ
などがありますが、これはストレッチを行う時の速さによる分類です。

では、ストレッチにより筋を伸張させる方法での分類はというと論じられていないようです。

それならば、ということでここで「技法の分類」をしてみます。
 a. 起始部と停止部を引き離す
 b. 筋腹部を押さえこむ

とりあえず、この2つの方法ですが、全てといって良いほど a の方法が行われています。

a と b の特徴は ・・・・・・・・・
  1. a は一人でもペアでも行えるが2は一人では無理であり、パートナーは技術力・解剖学的知識力が要求される。
  2. a は全体的に、b は局所的にアプローチ出来る。
  3. a はアウターマッスルを中心に、b はアウターマッスル・インナーマッスルともにストレッチをかけられる。
  4. a は皮膚・筋膜にも過大な負荷を要求する。
  5. b は治療としても有効である。
などが挙げられると思います。

b の理屈はいたって簡単で、ギターの弦を押さえた状態を想像していただければお分かりだと思います。

b は5.で述べたように治療でも結構応用(というよりも治療向きの方法かも)出来る技法で、半膜様筋、膝窩筋、棘下筋、小円筋、腰方形筋、三角筋の深部線維 ・・・・・・・・・ その他さまざまなインナーマッスル、うまくいけば棘上筋、回旋筋群などにもアプローチできるスグレモノ !!

興味のある方は是非一度トライしてみてください。